①地震・水害・防犯…猫と暮らす部屋選びで見落とされがちな「安全性」6つのチェックポイント
「この部屋、何かあったときも大丈夫かな」と思ったことはありますか?
猫と暮らす部屋を探すとき、日当たりや間取りには目がいっても、「災害が起きたときにどうなるか」「防犯はしっかりしているか」まで考える方は、実はそれほど多くありません。
でも、猫と暮らす方にとって建物の安全性は、人だけで暮らす場合以上に大きな意味を持ちます。地震や水害が起きたとき、猫を置いて避難することはできませんし、パニックになった猫を抱えての避難には、想像以上に時間がかかるからです。

私たちゴロゴロ不動産では、独自の物件評価基準「5656(ゴロゴロ)スコア」の中で、この「安全性」を6軸のひとつとして、10項目・51点満点で評価しています。今回は「安全性」軸で私たちが何を見ているのか、そしてなぜそれが猫と暮らす方にとって大切なのかをお話しします。
「安全性」軸で見ている3つの視点
① 水害・土砂災害のリスク
四日市市は海抜の低いエリアもあれば、西部には山沿いのエリアもあり、場所によって水害・土砂災害のリスクは大きく異なります。5656スコアでは国や四日市市のハザード情報をもとに、洪水・内水氾濫のリスクや土砂災害警戒区域への該当有無を確認し、階数とあわせて評価しています。

② 建物の耐震性能・構造の堅牢性
耐震基準は1981年と2000年に大きな改正がありました。この「新耐震基準」「2000年基準」のタイミングと、構造種別(RC造・鉄骨造・木造など)を組み合わせて見ることで、地震に対する強さをある程度推測できます。構造が重くなるほど剛性が高まり、揺れによる変形にも強くなる傾向があります。

熊本地震の現場(旧耐震のピロティー式物件)
③ 防犯設備(オートロック・防犯カメラ・鍵の種類)
単身で猫と暮らす方にとって、防犯は日々の安心感に直結します。エントランスのオートロックの方式、防犯カメラの設置箇所、玄関の鍵がピッキングに強いタイプかどうかも、5656スコアでは細かく確認しています。

宅建士の小阪は防災士の資格を持ち、熊本地震の被災地支援にも携わってきました。その経験を通じて、「災害はいつ来るか分からないからこそ、住まいを選ぶ段階で備えておくことが大切だ」と考えるようになりました。また、関連会社である合同会社iyコーギーでは、三重県初となる「安全安心な住まい」認定物件の企画にも携わっています。※
実際に、当社が管理を担当している四日市市内の賃貸マンション「アコルデ蔵町」(所有:合同会社iyコーギー)には、津波避難ビルの指定案内看板が設置されています。「もしものとき、この建物がどう機能するか」を、書類上の情報だけでなく、日々の管理業務の中で実感してきました。

物件選びでよくある見落とし
ハザードマップは「洪水」だけ見て終わりがち
浸水リスクを確認しても、土砂災害警戒区域まで確認する方は多くありません。四日市市は西部に山沿いのエリアがあるため、両方をあわせて確認することをおすすめします。
コンセントの位置・高さは、実は猫特有の安全リスク
低い位置にあるコンセントは、猫の噛みつきやスプレー行動(尿によるマーキング)による感電・火災リスクにつながることがあります。人間の暮らしではあまり意識しない視点ですが、猫と暮らすうえでは見ておきたいポイントです。
建物そのものは安全でも、周辺環境の延焼リスクは見落としがち
木造住宅が密集しているエリアでは、自分の部屋が耐火構造でも、周囲からの延焼リスクが高くなります。内見の行き帰りに、周辺の街並みを歩いて見ておくことをおすすめします。
内見時にチェックしたい5つのポイント
- ハザードマップで「洪水・内水氾濫」と「土砂災害警戒区域」の両方を確認したか
- 建物の建築年から、耐震基準(1981年・2000年)のどちら側にあたるか確認したか
- オートロックの段階数と、防犯カメラの設置場所を確認したか
- 主要な部屋のコンセントの高さ・カバーの有無を確認したか
- 建物周辺が木造住宅密集地かどうか、歩いて見てみたか
まとめ:次回は「猫適性」を解説します
「安全性」は、日当たりや間取りのように目に見えやすい魅力ではありませんが、猫と長く安心して暮らし続けるための土台になる部分です。内見のときは、ぜひ「もしものとき、この部屋・この場所は大丈夫か」という視点も持ってみてください。
次回は、猫の行動や習性に合った住環境かどうかを見る「猫適性」軸について解説します。
物件ごとの「5656スコア」診断レポートは、LINE公式アカウントにご登録のうえ、ご相談時にお渡ししています。
※認定物件の企画は、代表者が経営に携わる関連会社・合同会社iyコーギーとして実施。「三重県初」の表記はWebサイト「アコルデ蔵町(https://acorde1.jp/news/)」掲載情報に基づきます。なお、賃貸マンション「アコルデ蔵町」の所有者は合同会社iyコーギーであり、アコルデサイン株式会社(ゴロゴロ不動産)は管理業務を担当しています。
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